一般的に赤ちゃんは6ヶ月ごろにはコップやストローでの水分補給が可能となるのだが、我が子はというと水分補給が哺乳瓶でのミルクのみという状態が長く続いた。10か月を過ぎてようやくおちょこでの麦茶飲みが可能となって、最近ではおちょこでの飲みはだいぶ手慣れてきた。最初はこぼしまくっていたのが、必要な分だけ啜るスキルを獲得したのだ。とはいえ、一番習得してほしいのはストローであり、それは、ストローを身につければ外出先でも飲みきりタイプの紙パック飲料などで水分補給が出来るようになるからだ。そろそろ1歳になり卒乳も考えていかねばならんので、手間なく水分補給出来る術は身につけておく必要がある。
ということで、ストローをあげるのがだるくてサボっていたのを辞め、毎日風呂上がりにストロー練習を開始した。生後11か月頃であった。それから半月ちょっとが経ち、ようやく先日ストローをマスターすることが出来た。とても嬉しい。ストロー練習では、まずストローを噛むだけで一向に吸おうとしないので、「美味しい飲み物が出てくる」ことを教えるべく、少し紙パックを押し込んで中の麦茶を出してあげた。口に出てきた麦茶を飲もうとして、少し吸い込むことでまた中身が口に入る事があり、一応吸うことは出来ていた。それからが長く、自らの意思で吸えるようにならなかったのだが、先日味変でもするかと思い立ち、保管してあったぶどうジュースに変えてみたところ、急に自分の意思で吸えるようになった。
出来なかったのは他でもない、麦茶は新しく吸いたいほど美味しくなかっただけのようだった。甘いぶどうジュースが出てくるなら吸ったるわ、と言わんばかりに欲しがるようになった。
でも最初にぶどうジュースをあげた生後7か月頃かな？そのときは、全然美味しくなさそうだったからしばらく封印していた。味覚が変わったのか、欲しがるものも変わるのだなぁ。
ようやく我が子の水分補給スキルが完成に近づき、ホッとしたのだった。
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